内装コラム

整骨院の外観は集客に関係する?口コミの広がる内装

新規のお客様が来られるとき、はじめて訪れる方は整骨院の外観を見て、

・「どんな雰囲気の整骨院だろう。」

・「先生はどんな先生かな。」

・「施術はどのようなことをするのだろうか。」

と、不安な気持ちと期待する気持ちが入り混じっていることでしょう。では、どこを見て入るか入らないかを決めているのかというと、まずは整骨院の外観。看板や窓面や壁面の文字などの「デザイン」を見て入りたいか入りたくないかを判断します。例えば、外から全く中が見えない整骨院と、少し中が見える整骨院と、中がほとんどすべて見える整骨院があります。路面店なのか2階以上の空中店舗なのかでも受ける印象は変わります。また、行っている施術や院長先生の「コンセプト」でも外観をどう見せるかは変わってきます。整骨院の外観の入店基準と考えられるものをご紹介致します。

 

1、「路面店」と「空中店舗」

路面店と空中店舗

これは入店する際に基準となる違いの1つです。もちろん路面店では「ここにお店がある。」と気づかれる確率がグッと上がります。毎日お店の前を通る方はもちろん外観が目に入りますね。入りやすさももちろんですが、入る前の「気づかれる」という点でも異なります。路面店のメリットは①お店があることに気づいてもらえる②中が見えやすい③階段がない④子供や年配の方まで入りやすい雰囲気⑤安心感があるなどが考えられます。デメリットとしては①家賃が高い②空きが少ないということが考えられます。空中店舗のメリットは①家賃が路面店と比較して安い②初期投資を抑えることでほかに投資が出来る③入店するところを他人に見られにくいといったことがあります。③は、美容クリニックや専門的な病院などがメリットとしてとらえています。デメリットは①気づかれにくい②通りがかりで入りにくい③集客が難しい④階段があるどが考えられますね。エレベーターがないとご年配の方や身体の痛みが強い方は入ることが難しいでしょう。

 

2、「院内が見える」・「院内が見えない」

曇っている窓

運営される先生のコンセプトにより異なりますが、お店への「入りやすさ」でいいますと「院内が見える」方が入りやすさは上がります。整骨院では保健所の構造設備基準で施術室は6.6㎡以上、待合室は3.3㎡以上、室面積の1/7以上に相当する部分を外気に開放できるか(これに代わる換気扇の設置があるか)、消毒設備の設置や採光、照明及び換気を充分にすることと基準が定められております。この基準に沿った上で院内が見える、又は少し見えると、「中に人がいる」という安心感を感じられます。「白衣を着ている」「女性がいる」「お客さんがいる」「院内の明るさ」「受付の向き」「院内POP」など、見えるものが増えると「雰囲気」を感じることが出来ます。雰囲気を感じられると「自分に合っているかな」「自分には合っていないかな」という想いが「行きたい・行きたくない」といった基準を作ることになります。中が見える、照明の使い方と聞くと思い浮かぶものがあります。日本人の利用率99%と言われる「コンビニ」です。とっても入りやすい仕掛けがたくさん詰まっています。2020年現在、整骨院の店舗数は国内約5万5千件、コンビニは約6万件と近い数値を辿っていますが整骨院の利用率は約15%。もっともっと入りやすい雰囲気を作ることが出来そうです。

 

3、「整骨院の看板」

整骨院の看板

「看板」と一口にいっても種類も金額もさまざまなものがありますが、「入りやすい看板」とはどんなものでしょう。大きな会社やネームバリューのある商品は「ロゴ」を一目見るだけでどんな会社か、どんなものを売っているのかなど連想する事は容易ですが、新規開院したばかりの整骨院ではもちろんネームバリューはありません。看板を見た時に、「ここいいな!」と、思って頂ける工夫が必要です。あくまでも「自分目線」ではなく「お客様目線」になることが重要です。開院前は「理想の治療院をつくるぞ!」と、ドキドキわくわくしますが、自分の理想を突き詰めすぎたあまり「何屋さんかわからない」「目立たない」とならないようにしなければなりません。いくつか重要なポイントをご紹介いたします。

①看板の色

様々な色

「色」はとっても大事です。心理効果として赤は注意や危険、情熱など、青は信頼や冷静、さわやか黄色は楽しい、幸福、好奇心緑は穏やか、平和、協調や自然、白は清潔感や美しさなどなど、受ける印象は大きく異なります。また、院内の雰囲気と看板のイメージが近い色の方が統一性があって広告を打ちやすいですね。イメージカラーとなる色は看板のほかに「診察券」「チラシ」「POP」「HP」など、ベースとなるので自身のコンセプトカラーを3色決めるとぶれずに良い院になります。ホームセンターやお店で緑のエプロンが多いのは、「話しかけやすい色」だからだそうです。なんとなく親近感や安心感がありますね。病院の問診室でも意識して緑を差し色にしているクリニックは多いようです。

②看板の字体と文字の大きさ

整骨院鍼灸院フォントの違い

「字体」は細かく分けると数千種類あると言われています。身近なものでもポップな字体なのか、きっちしりた字体なのか、書き崩した字体なのかでも印象は大きく変わります。字体は実際に院名が決まったあとに比較して数種類見比べると良いでしょう。字体と一緒に気を付けたいのが「文字の大きさ」です。大きいと主張を感じ自信を感じられます。小さいと主張は小さくなりますがおしゃれな印象を感じます。これも見た目のバランスが重要ですので比較してみると良いでしょう。院名と字体の相性は受ける印象が大きく変わります。英語表記、ローマ字表記、漢字表記、ひらがな表記、カタカナ表記と日本には複数の表記の仕方がある為、同じ院名でも見る人は受け取り方が異なります。「読みやすい」「覚えやすい」を念頭に入れましょう。

③院名

千葉県での整骨院内装デザイン

「院名」も非常に重要で、まずは覚えやすさ・読みやすさが大切です。人に話すときに読めない場合は紹介が出来ないことでしょう。また、覚えにくい場合も同様で、院名を検索することも困難になってしまいます。整骨院では中々お目にかかりませんが、筆記体も読みにくいですね。そもそも現代の30代以下の方は筆記体を習っていません。検索しにくいワードですと、複雑な漢字や長い院名も検索すること自体が面倒に感じられることもあります。また、似ている院名やほかに国内に同じ院名がある場合も自院の検索で出てこないことも。院名を決める前に同じ院名がどこにあるかは検索しておくと良いでしょう。

「○○○整骨院」「整骨院△△△」「○○整骨院鍼灸院」「○○○鍼灸整骨院」「△△△接骨院」「○○接骨院鍼灸院」「〇〇整骨院・鍼灸院」「鍼灸整骨院○○〇」など、順番を変えるだけでも印象は変わります。院名はよく考えてから保健所へ事前に確認に行きましょう。

 

4、「院内の検索」

検索画面

「行く」「行かない」と判断する際に、最近では多くの方が「検索」を行います。Google、Yahoo!、Instagram、YouTubeなど、検索するツールは様々です。特にGoogleマップで検索をするとストリートビューで院内を見ることも出来ます。Googleマップは、お客様だけでなく「求人」にも影響があり、「ここに入りたいな」「こんな雰囲気なんだな」「ここで働きたいな」と、与える役割が沢山あります。入店基準として入る前に中を見ていることがほとんどでしょう。ですので外観で察知されることと内装や院内の雰囲気はリンクします。院内と院外は集客と結びつく重要な要素です。また、検索した際にWEB上で自分の院と同じ名前の整骨院がないこともポイントになります。仮に同じ名前の整骨院が複数出てきた場合、新しく始めた自分の院はWEB上で遅れを取ってしまします。SEOで同じ名前の院を追い抜くにはとても時間がかかるでしょう。

 

集客しやすい整骨院の外観・内装

「入りやすい整骨院」は外観、中の雰囲気、看板、インターネット上など複数の要素から判断されます。出店の際にこのポイントをおろそかにしてしまうと、開院後の集客がとっても大変です。そうならないように通りがかりからの認知や集客が上がるにこしたことはありません。WEB全盛期の時代が到来していますが、通りがかりから発見され、認知され、広告宣伝費をかけずとも集客が出来るという事は整骨院を運営していく上で最大の条件となります。集客は多くのツールから出来ると理想的です。HP、LP、通りがかり、チラシ、紹介、看板、その他広告など、さまざまな媒体から集客が出来れば、ひとつの媒体からの集客が落ちてきても安定して運営することが出来ます。その為にもまずは「入りやすさ」を出店前に考えてみるのはいかがでしょうか。「あとから変えるのはお金も時間もかかって大変!」と、ならぬようよく考えてお店の顔をつくるとよいでしょう。はじめの立地選びと整骨院の外観は重要ポイント。内装も素敵だと口コミが広がって集客もし易いでしょう。

開院前相談は現場での打ち合わせ、お電話、メール相談やLINE相談、ZOOMでの相談も承っております。お気軽にご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

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