整骨院内装工事の期間はどれくらいが目安か

整骨院の内装工事で大事な一つ『工期を決める』上で判断する基準がいくつかありますのでご紹介します。

整骨院開業の内装工事の目安期間(工期)について

ケース１、「居ぬき物件」

契約したテナントが、「居ぬき」であるか、「スケルトン」であるか。また、「解体が必要」かどうかで工期と見積もり金額に差が生まれます。例えば、整骨院の居ぬき物件に整骨院を新しくオープンするとき、変更に大きな施工がないケースがあります。元々整骨院を運営していた場所ですと、待合室や施術室が区切られており、新しくするものは壁紙や床の張替え、照明の取り換え、看板変更などで済むことがあります。この場合は予算も坪単価は平均以下で抑えることが出来、日程としても2週間以内で終えることが多いでしょう。(坪数により変動有。)壁紙、床、照明、看板以外にエアコンが古いので取り替えたい、間取りを変えたいといったご注文があり、この後期から更に1週間～2週間多くとることもあります。

ケース２、「スケルトンの物件」

スケルトンの物件の場合は工期を多めに取る事が多いです。スケルトン物件はレイアウトの自由度が高く、自身の理想に作り上げることが出来ますが工程の内容が多くなります。工程としては、現地調査を行った上で、壁の造作、天井の造作、床の造作(床に勾配や凸凹がある時)を行い、天井裏に配線と天井に照明器具、エアコンの配管、スイッチやコンセントの設置を行うことになります。スケルトンでは理想の整骨院の内装に最も近い仕上がりになりますが「時間」と「金額」に余裕を持った準備が必要になります。日程としては13坪～20坪の最も多いで整骨院の坪数でおよそ3週間～1ヶ月程度かかることが多いでしょう。

ケース３、「解体が必要な物件」

最も多いケースが解体が必要なケースです。解体といっても、すべてを撤去する場合とあるものを生かす場合があります。現状あるものを生かす解体が1番多いケースとなるでしょう。前テナントが治療院である場合よりも他業種であった場合の方がポピュラーです。飲食店の跡地、コンビニの跡地、保育園や学習塾の跡地、コインランドリーの跡地などなど、一部を解体して使えるものは使用するといったケースになります。天井はそのままでエアコンや壁紙を変える、壁はそのままで間仕切壁を造作する、大元の配線は生かしたまま照明器具を追加するなどといったケースが1番多く、またコストも抑えることが出来ます。日程としては居ぬき物件よりも長くとり、スケルトンの場合よりも短くなるため3週間前後取るケースが多いでしょう。

もちろん、オーナー様にとって工期は短いにこしたことはありません。オープン前に「空家賃」がかかってしまうことは避けたい事だと考えられます。しかし、工期を無理やり短くして施工に不備があっては大変です。また整骨院のオープン前は準備する事が多くありますのでテナントが決まる前、決まった後ですぐに工期の相談を進めていくと無駄なく計画していくことが出来る事でしょう。

例[9月1日開院のケース]

・9月1日本オープン

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・8月29日、30日、31日の3日間にプレオープン

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・8月28日、27日、26日、開院前準備、プレオープン準備

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・8月25日に引渡し

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【内装工事日程】

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8月1日内装工事着工

(8月1日～8月3日　解体)

(8月4日～トイレ撤去・排水・配線)

(8月6日～隅出し・間仕切り造作)

(8月13日～壁紙下地・クロス張り・床張り)

(8月20～スイッチ配置・トイレ・エアコン設置)

(8月22～内装クリーニング・看板設置)＆医療機器搬入

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【その他の準備】

8月1日～9月1日までオープンチラシ配布期間

7月末日にチラシ納品・7月20日チラシデザイン完成・電話回線やクレジットカード会社の選定

7月上旬医療機器決定・請求代行会社の選定・融資額の決定

6月中　事業計画書の作成・銀行や公庫などの融資先の選定・テナント契約

5月中　物件探しを開始

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あくまでも平均的な工期のケースとなりますが、このような段階を踏むことが多いでしょう。

開院前のご参考までに。